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欅 (松型駆逐艦)[けやき]
欅(けやき)は、大日本帝国海軍の駆逐艦。松型(丁型)の18番艦である。日本海軍の艦名としては2代目(初代は二等駆逐艦「楢型」5番艦)。丁型一等駆逐艦第5508号艦として横須賀海軍工廠で建造された。 ==艦歴== 竣工後、訓練部隊の第十一水雷戦隊(高間完少将・海軍兵学校41期)に編入。瀬戸内海に回航され訓練に従事する。3月1日付で「楢」とともに第一海上護衛隊の指揮下に入り〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030127900, pp.38〕、3月4日に門司を出発予定のヒ99船団の護衛に就く予定だったが〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030127900, pp.39〕、戦況の悪化により南方行き船団の運行は取り止められた。3月15日付で新編成の第五十三駆逐隊に編入され〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030127900, pp.42〕、3月17日から3月26日の間は佐世保鎮守府部隊の指揮下に入った〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030127900, pp.45,52〕。4月6日以降、第五十三駆逐隊は第三十一戦隊(鶴岡信道少将・海兵43期)の指揮を受ける〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, pp.7〕。5月25日からは大阪警備府部隊の指揮下に移り〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, pp.33〕、神戸に回航された〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, pp.54〕。7月15日、第十一水雷戦隊の解隊により第五十三駆逐隊も解隊され、特殊警備艦となった〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128100, pp.30〕。8月15日の終戦を無傷で迎えた。 10月5日除籍。特別輸送艦となり復員輸送に従事する。1947年(昭和22年)7月5日にアメリカへ賠償艦として横須賀港で引き渡され、10月29日にの地点で標的艦として処分された〔田村, 149ページ〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「欅 (松型駆逐艦)」の詳細全文を読む
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